身体的虐待
殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせるなど、身体に外傷が生じ、または生じるおそれのある暴行を加えること。
例:「しつけ」と称して子どもを叩く、食事を与えない
性的虐待
子どもへの性的行為、性的行為を見せる、性器を触る、触らせるなど、子どもの心身の発達を害する性的な行為をすること。
例:子どもに性的な行為をする、ポルノグラフィーの被写体にする
心理的虐待
言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に暴力をふるう(DV)など、子どもの心に傷を与える行為。
例:「生まれてこなければよかった」などと言う、他のきょうだいと著しく差別する
ネグレクト(育児放棄)
家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、病気になっても病院に連れて行かないなど、保護の怠慢・拒否。
例:乳幼児を家に残して外出する、適切な食事を与えずに放置する
子どもの様子
不自然なあざや傷がある(特に複数・異なる時期のもの)
極端に痩せている、または不潔な状態が続いている
表情が乏しい、大人の顔色をうかがう
過度に警戒的、または反対に過度に親しげな態度を示す
年齢に不相応な性的言動がある
保護者の様子
子どもの怪我について不自然な説明をする
子どもへの過度な叱責や暴言が目立つ
子どもの状態(衣服・食事・健康など)に無関心
育児に関する強いストレスや孤立感を示す
援助の申し出を極端に拒否する

家庭環境
・著しく不衛生な居住環境
・頻繁な引越しや転居歴
・経済的に不安定な状況が続いている
・地域社会から孤立している
・複合的な問題(DV、精神疾患、依存症など)を抱えている

緊急時の対応
子どもの生命に危険がある場合は、迷わず110番(警察)に通報しましょう。
泣き声や怒鳴り声など、今まさに虐待が行われていると思われる場合も、警察(110番)への通報を検討しましょう。
児童相談所全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」に電話すれば、お住まいの地域の児童相談所につながります。

通告の方法
子どもの氏名・住所などがわからなくても通告できます。
匿名での通告も可能です。通告者の秘密は守られます。
「虐待かもしれない」という疑いの段階でも通告できます。確証がなくても構いません。

日常的な見守りと支援
気になる子どもや家庭に対して、直接的な支援(話を聞く、育児の手伝いを申し出るなど)ができる場合は行いましょう。
地域の子育て支援サービスや相談窓口の情報を伝えることも有効です。
定期的に様子を見守り、変化に気を配りましょう。
支持的な声掛けを心がける
非難や批判ではなく「大変そうですね」「何かお手伝いできることはありますか」など、支持的な声かけを心がけましょう。
「こうすべき」という押し付けは避け、保護者の話に耳を傾けましょう。
具体的な支援(一時的な子どもの預かり、育児情報の提供など)を提案しましょう。
これらの対応により、子どもと家庭を孤立から救い、必要な支援につなげることができます。
一人ひとりのアクションが、子どもの命と未来を守ります。